小さな 幸せに 気づいていたのに
抗うことが出来ずに 病は 蝕んでいった
見えない 暗闇の中で ただ 震えてた
四角い檻の中で 鎖に繋がれて
その目の奥には 闇の姿が見えてた
まるで 餌さえ 貰えない
皮膚は肋骨に吸い付き 痩せ細った
野良犬のように…尻尾を丸め 怯えていた
ただ、見えない闇の中から いつも
空の青さが 見えるのが 憎かった…
私は 闇の住人が光を見るような
気持ちだった
病になった者にしかわからない 世界を
闇は この私に見せてくれた
だから 今は あの時みた 空にも 闇にも
感謝している
青々とした あの空に 今は ありがとうと
胸を張って 言える自分が ここにいる
詩人〜今人…
私は あえて 闇を表現します
真っ暗だった…日中でさえ 暗く思えた
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