2018.02.26 04:08"言葉を発して"娘が歌う 覚えた言葉を発して歌はめちゃくちゃだけど 詩のよう小さな時からある 詩人の血は全ての子に…この世に生まれ オギャー泣いて 発する…声に 世界を見る… ほんの小さな言葉がポッとうまれる あの瞬間何気に 聞き逃したかのように二度見する 両親…そこには 教えていない 言葉…飛ぶことを教えていないチョウのように…羽ばたいて行く…私はそれを 見ることに 幸せ…
2017.06.11 00:02青鷺…(アオサギ)生きようとする 青鷺子を産み 育てる 襲われる 卵育む命は 失われる困惑すらせず また卵を産む生きる事は子孫を残す事…命の根源を見た!生きていこうとする命の育みは続く自然にある普通の光景悲しむ暇なく子孫を残す淡々と そして生きて行く…詩人〜今人…
2017.06.08 13:21眠りについたまま…眠りについたまま目覚めない人生きていた光消えてしまった空気も吸えず肉体は氷のように冷たく 動かない月夜の晩に優しく寄り添い静かな眠りにつく線香の煙が立ち上り寂しくない様に絶やさぬ様に見守る家族昇天しますようにと心から願い月夜の晩に思います静かに 安らかな眠りにつけます様にと…詩人〜今人…
2017.06.01 02:33笑っていた…あの日の海は夏の焼けた石が転がる 昔の浜辺いつものように可愛い年下の友と海辺で遊んでたそこに 浜辺に来た 同級静かだった海に 二人の友達が ニタニタしながら 近寄って来る近寄る 無邪気な二人私を深みに追い詰め頭を押さえたそして…僕を 水に沈めた…パニックになり塩水が開けた目に入り込むかすかに見える無数の手 光る鈍い青空暴れて 口から塩水が泡と入れ替わりガボガボと入り死ぬ…抵抗が弱々しく体中の筋肉の緊張が解けたその時 真っ赤になった目が空を仰いだ笑う事しかしない二人が 恐ろしく命を亡くす瞬間僕は大量の塩水を飲み喋ることさえ 出来ない 去って行く 二人の後ろ姿は 明らかに笑ってた何事もないよ...
2017.05.27 01:44冷たい手すり…冷い 手すり 凝視する眼…燕の羽根の 散々たる残骸意識朦朧旅の疲れの中 脳裏に鳶 よぎる階段の明かり 全てを物語る あの日 鳶 低空を飛ぶベランダ 横切った胸騒ぎ 現実引き戻す毛は抜かれ命の尊さ 心を刺す…扉の上の巣親二羽が不思議そう私らを見る…姿海外の日本人の死扉の上の二羽の燕安心する 心の切なさ疲れを 悲しみに 変えた瞬間 刻は 漆黒の時間に取って代わる他の命が奪われた人とは身勝手自己嫌悪な夜の自分と 闇の中の私 許しておくれよ…許しておくれ…詩人〜今人…
2017.05.18 22:57命の声…青空が綺麗に見える娘の笑い顔が 素敵に見える燕の子の鳴き声が命を叫んでいる妻の笑顔が真新しく見える森羅万象全てに感謝生きることに見いだせる命の輝き 気づいて欲しい小さな幸せも大事な幸せだと命の声は 木霊する遥か果てまで… 詩人〜今人…
2017.05.15 05:05一瞬で…一瞬で 命は消える見えない時の中で…いく道で普段会わない人と話して 父を迎えにその差10分いく道で それは起きた車が軽く混んでいる少し待って 裏道へ見えたのは正面衝突した軽二台お互いに前面は潰れて形はなかった抗えない 運命ひょとしたら私達だった あの空白の時間恐怖が私を襲った背筋がゾッとした可愛い息子と娘が頭に浮かんだ涙が出てきた…一瞬で全ては消える心も 記憶も全てが…無になる…見えない世界の住人になっていた…その場に縛られる見えない姿で…詩人〜今人…
2017.05.11 23:28切り株…森の中に 切り株が切られたばかりの 切り口からは 樹液の血が染みいでる宿していた 樹の命切り口は 時を経て苔に生され虫が住まい生きる 宿主を宿す小さな 木の実芽を出し魂を宿す何故に私だけが切られるのか考えすらせずなりゆくままにそれすら自然に任せて 人も樹も生きている詩人〜今人…
2017.05.11 20:59朝から…朝から 辛い夢を見た障害者になる前の夢何も出来くなった虚無に支配される夢私は 辛かった子供の笑い顔が辛かった笑いかけてあげてさえあげれなくてでも 今は 私は抽象画詩人絵を詩にして語る者…絵を言葉にして語る詩人…私は負けない運命は決まっていてももし この身が朽ちようとも私は奏で続ける見えないハープを弾きながらこんな私ですが私を好きだと言ってくれる方の為に前進します…赤い朝日に向かって…詩人〜今人…
2017.05.11 03:11消える夢…あなたが消える夢まっとうした使命を 成した時消え逝く 腕が透明になってゆく空気のような手に透明になり手を握る腕が透けていく 悲しくて 切なくて消え逝く その体涙が止まらず悲しみが溢れ出す あなたが消えてしまう大好きな あなたが 空気のように 触れているのに形はなく空気を掴むように消えていく… 悲しくて… 悲しくて寂しくて… 切なくて 消えないで…消えないで…私を置いて行かないで…わたしを置いて行かないで…詩人〜今人…
2017.05.10 13:58蛍の命奪う…蛍の命を奪うハザードランプに群がる 蛍の光光の力を明滅し命が消えていく蛍の光に 感動して 人は知らないと 過ちを犯す切なげに光る 蛍の光命をかける 蛍よ命を削り 死を早め可哀想な事をした もうしない 儚い命を使わせ光らせていた君の光の魂をもう2度と奪いはしない 健気な 蛍よ…優しい光を今年も見せておくれ… 命の限り 光り輝いて…詩人〜今人…
2017.05.07 13:00季節外れの遅い桜…季節外れの 遅い桜を一輪 見た 高くて 見えないけど 彼女は 咲いていた 新緑の芽吹く葉に混じり淡い桜を見たあれは 幻なんかじゃないあの時見たのが 最後だった君の儚い 微笑みのように看取ってあげたかった手を握ってあげたかった冷たくなる手を 温めてあげたかった…遅咲きの 儚い桜のように一輪のソメイヨシノが微笑んでいるように見えた待っててくれてたんだ僕に会うために 桜がみずから 散らすのをおくらせてくれたんだ…春のツツジ咲く赤い花が満開だったのに桜は儚い 淡い色を恥ずかしげに散らしながら 次の日には君はいなかった… また 来年も出逢いたい散ったはずの 桜は最後まで 命をかけて...