あなたが消える夢
まっとうした使命を
成した時
消え逝く 腕が
透明になってゆく
空気のような手に
透明になり
手を握る腕が透けていく
悲しくて 切なくて
消え逝く その体
涙が止まらず
悲しみが溢れ出す
あなたが消えてしまう
大好きな あなたが
空気のように
触れているのに
形はなく
空気を掴むように
消えていく…
悲しくて… 悲しくて
寂しくて… 切なくて
消えないで…
消えないで…
私を置いて
行かないで…
わたしを置いて
行かないで…
詩人〜今人…
私が今見た夢
私は体の悪い寝たきりの兄だった
妹の好きな物が消えて行きながら
私は 妹とその男の恋を認めた
儚い 夢に 二人の気持ちを
私は 詩にした
寝たきりの私は泣きながら
二人の恋を 認めたのだ
今しかないと 涙をためながら
詩にした…消えゆく
その男の姿を思い浮かべながら…
”恋とは 辛くて 儚いもの
その者と繋がれるときはなく
別れは 突然にやってくる…”
いつも 私の詩を見てくれている方
いますか？私の心の声が
聴こえますか？
私は 消えない…
だけど いつかは 骨となり
この身は砕かれ
骨櫃に収められる…
私を手放さないで
共にいて…心をはなさないで…
私の絵と共に
私の書いた詩とともに…
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