2017.05.16 02:16鼓動を合わせよう…優しい風が吹く時には 側にいよう肩に寄り添いながら 果てのない 空を見よう眠くなったら芝生の上あなたの腕で 眠りにつこう腕から聞こえる心臓の鼓動に合わせ脈打つ 音に耳をつけ何もかも 忘れよう遠く離れた 雲を見ているうちに知らない間にあなたの脈になり鼓動を合わせよう…詩人〜今人…
2017.05.11 03:11消える夢…あなたが消える夢まっとうした使命を 成した時消え逝く 腕が透明になってゆく空気のような手に透明になり手を握る腕が透けていく 悲しくて 切なくて消え逝く その体涙が止まらず悲しみが溢れ出す あなたが消えてしまう大好きな あなたが 空気のように 触れているのに形はなく空気を掴むように消えていく… 悲しくて… 悲しくて寂しくて… 切なくて 消えないで…消えないで…私を置いて行かないで…わたしを置いて行かないで…詩人〜今人…
2017.05.10 13:58蛍の命奪う…蛍の命を奪うハザードランプに群がる 蛍の光光の力を明滅し命が消えていく蛍の光に 感動して 人は知らないと 過ちを犯す切なげに光る 蛍の光命をかける 蛍よ命を削り 死を早め可哀想な事をした もうしない 儚い命を使わせ光らせていた君の光の魂をもう2度と奪いはしない 健気な 蛍よ…優しい光を今年も見せておくれ… 命の限り 光り輝いて…詩人〜今人…
2017.04.11 00:31雨に撃ち落とされた…雨に撃ち落とされた 桜の花弁少し不安定に落ちゆく 運命はただ 予期せず やって来るあなたが私の心を撃ち落としたように 淫らに 私は 堕ちていく仄かな 桜のような 儚く色づいた心を あなたは 奪い去った夢にも思わぬ 場所で咲き乱れる この私を不安定に揺れる心を優しく 両腕で 包み返した…私は 堕ちてゆく 淫らに雨に撃ち落とされた花弁のように …詩人〜今人…
2017.04.01 12:28 桜は切ない恋の花… 桜は切ない恋の花咲いてるうちは 咲き乱れ見る者を魅了する枝の先まで 咲き誇り風に震えて 夜桜 咲き乱れたった一夜の雨風で花の終わりを告げる花まるで 儚い恋のよう初々しい 恋を抱いた女の子の一番最初の 初めての恋風に揺られ 散らしてくせめて優しく散らせよ 乙女そして 散らしながら 大人の女性に近づいていけ 葉桜 風に揺られて想い出になって行く消えない 淡い 色と共に 詩人〜今人…
2016.10.02 12:53轟々と燃え盛る…轟々と燃え盛る 焚き火に あたりすぎた体の水分が蒸発し 喉が渇き 水を欲しがり買ってきてあった クーラーの中の冷えすぎたビールを体に流し込む 炭酸が喉元を掻き毟るように 通り抜けていく飲み干した目線の先に あの女性のラインを見つめ また残りのビールを飲み干しながら男の中の血が騒ぎ どうしようもない理性がビールの缶を握りつぶし 手に力が入るのを抑えながら 焚き火に木をくべた 男なんて 勇気がない 見た目以上にひ弱で 弱い生き物 人を好きになったもん負けその時点で 恋の行方は決まってしまう 詩人〜今人…
2016.10.02 11:58愛を失った…私は 愛を失った 漂うだけの海カモメ餌をたらふく食い 満腹になって 漂う 水の中も 煌めく鰯の鱗の光だけが 虚しく光り波が揺れながら 太陽の光が 水面と揺れ静かさだけが 海にはあった朝にも 昼にも 夜にも 同じ時は流れずあの海の水面の煌めきだけが 反射するキラキラ光り キラキラゆれて曇れば鈍い黒色になって 海は漂う何も語らず 何も語らずに揺れるだけ想い出も 今は 漂うだけだった 詩人〜今人…
2016.09.27 00:29切ないバラードを聴きながら…好きな 切ないバラードを聴きながら膝に両手をあてて ぼんやりテレビを見つめる先には 映像なんてなくて 歌のイメージがゆっくりと映し出されていく男と女の切ない 恋の詞が鼓膜に優しく響き渡り 涙の訳の 寂しさが語りかけてくるあなたに逢いたい あなたに… 詩人〜今人…
2016.09.24 12:36寂しすぎた白兎…逢えない時間が長すぎて 寂しすぎた白兎震えながら 命の灯火を 小さく揺らしながらあの人を思い出し 夢を見る雪にお似合い 白兎 人の肌に 包まれる夢を見る 寂しがりやの白兎あの人の腕で包まれて 夢を見る人と同じ 寂しさが季節にリンクする秋の木枯らし吹く前に 誰かが温めてくれないと 儚い寂しさが 灯火を消す誰か来て 誰か愛して そして その温かな 腕で 私の心を抱きしめて 詩人〜今人…
2016.09.24 03:27衝撃的な娘…4歳の娘が 衝撃的な言葉を 大にして言った青空が 突然震えた 父ちゃんの目もくらんだ座った状態から右肘が ガクッと落ちた運動場の端に座っていた娘と私達はその大きな声に 驚愕の真実を知る…いくみくんとキスをしたと…言ったのだ… うぬぬ…妻は もうキスまでした事に目を開き私は 二、三回聞き直したくらいだは はやい成長に私は 動揺が隠せずに思わず ガクッと首を落とした娘よ キスはまだ早いだろう娘よ いくみくんて どんな子だい 詩人〜今人…娘の成長より…
2016.09.21 07:07いる時には お前が見えなくて…夢を見過ぎちまった 夕焼けのボロアパートに夕陽が差し込んだら カーテン越しに 眩しくて起きた部屋には お前が出て言ったままのまんま全然 変わっていない”いる時には お前の姿が見えなくていない時には お前の姿を探す”台所の食器を真面目に洗ってたらテレビからニュースが流れたろくでもねぇ奴が また つかまったって話いつものくだらねぇ ニュースいる時には 話は聴かなくてさいない時には 聞いてないふりして 話を聴いてた 今は お前が 恋しくてさ 涙なんかも浮かべたりして情けないったらありゃしねぇ いる時には お前の姿が見えなくていない時にはお前の姿を探すいないお前は もう 戻る...
2016.09.20 05:31泣く泣く コオロギ…鳴く 鳴く コオロギ どうして鳴くの そんなに 哀しいの 鳴く 鳴く コオロギ恋して泣くのきっと フラれたんだね泣く 泣く コオロギお家で泣くのきっと 寂しんだね泣くなら 泣いても いいんだよここは 君のお家寂しがらずに 泣けばいいさ僕らは 生きてる 泣くこともあるさだって 生きてるから… 詩人〜今人…童謡…