2017.05.15 05:05一瞬で…一瞬で 命は消える見えない時の中で…いく道で普段会わない人と話して 父を迎えにその差10分いく道で それは起きた車が軽く混んでいる少し待って 裏道へ見えたのは正面衝突した軽二台お互いに前面は潰れて形はなかった抗えない 運命ひょとしたら私達だった あの空白の時間恐怖が私を襲った背筋がゾッとした可愛い息子と娘が頭に浮かんだ涙が出てきた…一瞬で全ては消える心も 記憶も全てが…無になる…見えない世界の住人になっていた…その場に縛られる見えない姿で…詩人〜今人…
2017.05.11 03:11消える夢…あなたが消える夢まっとうした使命を 成した時消え逝く 腕が透明になってゆく空気のような手に透明になり手を握る腕が透けていく 悲しくて 切なくて消え逝く その体涙が止まらず悲しみが溢れ出す あなたが消えてしまう大好きな あなたが 空気のように 触れているのに形はなく空気を掴むように消えていく… 悲しくて… 悲しくて寂しくて… 切なくて 消えないで…消えないで…私を置いて行かないで…わたしを置いて行かないで…詩人〜今人…
2017.04.23 07:31虚無の世界…誰もいない 午後不安感に襲われる自分がいるまるで 何もない 白い部屋に閉じ込められているよう落ち着かなくてイヤホンから音楽を流す必死に歌に集中するほど怖さが 私を包むそして 今 家族が帰って来た…安堵感から 涙が出そうになるいや もう 瞼にためている怖さに押しつぶされそうになり恐怖が襲って来ているすぐには 落ち着かずに体が強張り 震えているいつから こんな 風になったのか心の病は 自分との闘いわかってる…わかってるんだ…白い部屋に閉じ込められたような落ち着かない気持ち闇の中はまだ 孤独を知っている暗闇はまだ 落ち着く あの頃とは違う言い難い 虚無の世界は心の中に存在する孤独になればわかるさ…本当の心の闇は 暗闇なんかじゃない闇なんか...
2016.12.05 19:52静かすぎる…静かすぎる午前5時前心臓は鼓動さえ 聞こえず 無音が辺りを包む静かすぎる湖の湖面が波一つないように私の心は波立たない優しさすらなりを潜め 気遣いさえない言葉は心からゆっくり吐き出される何もかもが 眠りにつくこの世界が不思議すぎるのだ 人の世ではない気がするまるで 異世界 詩人〜今人…
2016.09.21 03:10幾千の屍の山…幾千の屍の山を這いながら 蛆虫は手を這い上がり 靴から上がってくる 奴らを振り払いながら 狂気にも満ちた 無情の死の世界 屍の世界は 今までの戦争で亡くなった人の悲しい世界…人種は混ざり 混ざらないのは悲しい涙と血だけ…亡くなって行った者の弔いを祈りながら山の先の出口に向かう 死者は何も語らず何も 動かず…ただ 転がるだけ口が開き 喋るかと思いきや 出て来たのは内部から来たゴキブリの群れそんな中 生きることを選び 進んで来たここは 地獄ではなく 現実と地獄の狭間の世界 生きるものなんて いやしない無情が支配する 悲しみの世界 ...
2016.09.16 04:34闇夜の雪…棺桶が軋みを立てて こちらに来いと 言っている…右足に 冷ややかな感触を 感じながら片足を入れ ミシッと音が木霊するミシッミシッと両足を入れ 棺桶に誘われた通りに 体を横たえる棺の蓋は 勝手に閉まって行く 光を遮りながら 暗い暗い闇世の中に入った外から 木槌の音がする コンッ コンッ何回も何回も 代わりばんこに 打ち付けられる さあ…後は 火の炉の中へと入るだけ…焼ける音がする 次第に煙が充満する煙を皮膚が吸い込み 体が…皮膚が焼けて行くただ 何も言わずに 焼かれるのだただ 何も言わずに 灰になるのだ 人の心は どこを彷徨うのか 私を想っ...
2016.09.02 14:38夜になると…夜になると 月が 海の上を 浮かびながら光を 優しく 放っているさざ波が 月の光に照らされてキラキラ光っている ボラは月夜に 照らされて 空を飛んでいる何匹も 何匹も 宙をロケットみたいに飛ぶ星の沢山の煌めきが 空から落ちてきそうだから スプーンを持って 星をすくい取る事が出来そうなくらい 空には数え切れないほどの星達が キラキラと その存在感を表している夜空の不思議に 口を開けたまま浜辺で 佇んでいると 海岸が光を放ち海蛍が 浜辺を 素敵に 彩り始めた闇夜に光り輝く さざ波の奇跡が 今まさに 始まろうとしていた… 詩人〜今人…
2016.08.16 06:24闇の森の世界から…私は あの眠れぬ 見えない闇の森の世界からまだ 抜け出せていなかった日は陰り 鬱蒼とした 黒い荊の木々の迷路を傷つき 震えながら 歩いたあの日々が 蘇る得体の知れない 闇の恐怖は 私の背後から手を伸ばし…私は 逃げながら払いのけるのに 精一杯だった あの言いしれようのない不安と恐怖は 私の体を 闇で覆い尽くさんとしていた…黒い手が触れるたびに 私の体を蝕んだまるで 満月を闇が覆い尽くす皆既日食のように…そして 深淵なる 深い闇の世界の自分も 今の自分をも 全てを受け入れる事が闇から 逃れられる 唯一の近道なのを 私は 気づいた…闇を慈しみ 闇に愛情を注いだ者だけが本来の自分を取り戻す事を知った…全ては ...
2016.07.28 03:13目を瞑る…波打ち際に来て 座り…目を瞑る…満潮になるにつれて… 潮が打ち寄せ…小さな石や大きな石…貝殻達が…こすれ合い…ぶつかり合い…色んな音になって 両耳から 入ってくる…まるで…目をつぶっていると…頭の中に 海があり…波打ち際があるように感じる…その内…トンビも飛んでいて…声も聞こえる…ボラも跳ねて…ドッポーンと音がする…波打ち際もただ 寄せては返すのではなく…離岸流の波と波がぶつかり合う音までする…目を開けている世界とは違う…音が支配する まったく別の世界にいる…暗闇で真っ暗…なにも見えない…でも…音がして そこに映像が生まれ…音から想像通りの 世界がみえます…私はたまに…音だけの世界が好きだから…誰も聞かない…音だけの世界に旅立ちます…色んな音が 聞こえ...
2016.07.23 09:45私の想い…私の心は 海の底より深く…決して 明るくなく 闇でもなく…光が届かぬかわりに…真っ直ぐな心の目を持ち…広い空の上に広がる 宇宙のように… 散りばめられた 小さな想い達はひしめき合い 干渉し合うまでもなく…存在する…私は それを 自分だけにしか紡げない詩にして 人に伝えてみたい…その想いが誰かに伝わり…その人の心に届けてみたい…時には 困難になり 迷い彷徨う…小さな 小さな存在だけど…誰かと繋がりたくて…私は…詩を紡いでいます… 詩人〜今人…
2016.07.03 21:17目の前の詩集達よ…目の前にある…本棚の詩集の方達よ…あなた達は どのような中… 書かれてきたのか…私は 知りたい…願わくば この私に…聞かせてくれないか…あなた達が どうしてできたのか…私は 知りたい…哀しみの中 書かれたのか…失意のどん底で 書かれたのか…死と対面しながら 書かれてきたのか…私は 知りたい…あなた達を 解る為に…あなた達の 人生と心を知る為に… 詩人〜今人…