2017.06.05 12:56薄暗い夜…こんな時間 薄暗い夜月は姿を見せず曇り日の暗い朝焼けの様星は輝けぬ薄暗い 雲の上では輝いているのに闇夜になれず明るくもなれず雨も降らぬまま心とリンクする憂鬱な夜空津波避難路の灯りがぼんやり仄明る頭の中で考えるを 拒み言葉を遮りただ 空っぽになっていた…詩人〜今人…
2017.05.27 01:44冷たい手すり…冷い 手すり 凝視する眼…燕の羽根の 散々たる残骸意識朦朧旅の疲れの中 脳裏に鳶 よぎる階段の明かり 全てを物語る あの日 鳶 低空を飛ぶベランダ 横切った胸騒ぎ 現実引き戻す毛は抜かれ命の尊さ 心を刺す…扉の上の巣親二羽が不思議そう私らを見る…姿海外の日本人の死扉の上の二羽の燕安心する 心の切なさ疲れを 悲しみに 変えた瞬間 刻は 漆黒の時間に取って代わる他の命が奪われた人とは身勝手自己嫌悪な夜の自分と 闇の中の私 許しておくれよ…許しておくれ…詩人〜今人…
2017.05.16 13:14特別な人…特別な人私をわかってくれる人優しい 月夜の晩の満月のような方かぐや姫のような不思議な力を持つ命を持つ方産まれながらにして宿命を背負った優しい人何かの縁に気づいたら窓辺から涼やかな風が通り抜ける優しい 優しい眼差しと的を射抜く目を携えた不思議な人また 大好きな人が出来て私は 安心した…詩人〜今人…
2017.04.21 13:35命をかけて…もうすぐ 蛍たちが命をかけて飛ぶ季節になる小川流れる 清流に命をかけて 光を明滅しながら夜の河原を飛ぶ姿が見える 季節がやってくるか弱い 小さな命を燃やし光の数は 次第に消えていく優しく 自然の中に 命は消えしその短い 命の明滅する光は 星空のような 夜空の星となり蛍の季節は 終わっていく…今年もまた 命の光は もうすぐ 輝きを増す季節になる詩人〜今人…
2016.10.02 09:54闇夜に咲く花…夜が幕を下ろし 花たちの色は 暗闇に消えるある花は 蕾に戻り ある花は咲いたまま 夜を過ごし日中に太陽を浴びて咲いた花達の中にはいない 一際異彩を放つ花があるその花は暗黒の世界に咲く 白い花 夜の闇に咲かせる ”月下美人” 彼女は夜に咲く不思議な花闇が潜む世界に咲く 暗黒の花この国のどこかで 今も彼女は闇を 彩る花になる 詩人〜今人…
2016.09.25 17:44真夜中に…雨…真夜中に 突然雨が降る 破れた障子紙が 少し 開いた窓から 動いていた風が止まり 雨は静かに降り出した朝には聞こえぬ 無音の中の雨樋の音が少しの恐怖感を抱かせながら 私は 目が覚めた夜中の2時には 何かの 気配がしていた 詩人〜今人…
2016.09.24 20:04眠れない夜…眠れない夜が来た静寂の中のサイレント映画繰り返される黒と白の映像美に 心奪われ中の人が せわしなく夜を演出する 眠れない住人が主役の闇夜の劇リアルな描写に亡くなった チャップリンさえ 驚くだろう涙は流しても 夜には見えない ただし眠れない人々の 心は 間違いなく 映像として映し出されていた 詩人〜今人…
2016.09.21 04:34泣き声が心に響く…ドタバタ ドタバタ 泣き声が心に響く人の子育て 聞くのも 見るのも辛い一番辛いのは 小さな 小さな あの子…人の家に 入り込んだら いかんとゆうがこころが痛くてたまらない夜よ…早く夜が更けて あの子が眠くなるから夜よ… 早く夜が更けて あの子のママも眠くなるから私も 同じ道を先に通ったから小5の いきなり父さんで 子育ては初めて でも 三カ月くらいしたら 父ちゃんて呼んでた泣きながら育てた…昔の親のように子供から逃げずに まっすぐと向き合った今では中3 生意気ゆう様にはなったけど笑顔の素敵な青年になって幸せだ 詩人〜今人…
2016.09.19 09:00安心な闇の檻の中…人を傷つけたら 我が身に返ってくる 人は知らず知らずに 人に恨まれている特別な 優しさが人を傷つけることもある冷静さは 何処かに 持たないと我を失う人の中には鬼とゆう 闇が住んでいる 夜になればなるほど 闇が怖くなくなる夜の 静けさは 安心とゆう 闇を植え付ける次第に 闇に取り込まれていき やがて暗い中でないと 自分を癒せなくなってくるカーテンは閉められ 闇の檻の飼い犬になる自我は崩壊し 再生を繰り返す毎日を夢む 詩人〜今人…
2016.09.16 04:34闇夜の雪…棺桶が軋みを立てて こちらに来いと 言っている…右足に 冷ややかな感触を 感じながら片足を入れ ミシッと音が木霊するミシッミシッと両足を入れ 棺桶に誘われた通りに 体を横たえる棺の蓋は 勝手に閉まって行く 光を遮りながら 暗い暗い闇世の中に入った外から 木槌の音がする コンッ コンッ何回も何回も 代わりばんこに 打ち付けられる さあ…後は 火の炉の中へと入るだけ…焼ける音がする 次第に煙が充満する煙を皮膚が吸い込み 体が…皮膚が焼けて行くただ 何も言わずに 焼かれるのだただ 何も言わずに 灰になるのだ 人の心は どこを彷徨うのか 私を想っ...
2016.09.16 01:15田んぼにいる…夏の 雨の降る田んぼにいる カエルが鳴いていたのに 涼しくなると鳴かなくなるのはなんでやろ虫の音 たくさん聞こえるのに カエルが鳴かぬのは なんでやろきっと 嫁さんも 旦那さんも 見つけて家庭でいそいそしているに違いないはたまた 子作りか子育てをしてるに違いない あの日のカエルが鳴かぬのはなんでやろあの日のカエルが鳴かぬのは ほんに 寂しいな 詩人〜今人…
2016.09.05 15:52闇の目玉が…闇の目玉が 夜に紛れながら外からソーッと ガラスをすり抜け ギョロリと家の中を見回している起きている者の 生気を吸いに今宵も 家を渡り歩いている虫の音になりすまし 時に 猫になりすまし闇は姿を変えながら やってくる 背中が身震いしたら 奴は もう乗っかっている朝が辛くて 駄目な人には きっと 目玉が乗っかっているおかしいなと思ったら ”目玉さん 目玉さん お疲れ様…今日は 私より 別を当たっておくれ”って言うと 目玉は 煙たがられたと思って出て行きます…あなたの家にも 来ているかも…少しでも あなたが 眠れますように… 詩人〜今人…