蝉よ お前の鳴いてる 声は 誰に…
届けているんだ…
目で見えない…声だけを頼りにしても…
お前の元に 来ないかもしれないのに…
そんな あてのない事のために…
何年も土の中で暮らし…
地中から出てきて…
その古びた殻を破り…
声が届く高い所まで上り…
鳴いて…鳴いて…鳴き声の 命の灯火が
消える その時まで…お前達は鳴くのか…
お前達の声を聴くたびに…
切なくて仕方がない…
命の限り 鳴いてる…お前達が…
愛おしくて…愛おしくて…
たまらない…
詩人〜今人…
蝉の声が 今日も聞こえる…
命ある限り 鳴いている声が聞こえる…
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