お山が どんなに 頑張っても
お空にゃ ちっとも 近づけまい
スズメも お空を飛んでるが
高いとこまでは 飛べまいて
人が 宇宙に 憧れて
ロケット作って飛んでも
宇宙じゃ 長くは生きられまい
生き物は 生まれた時から 歳をとる
全てに おいて 老いていく
人は 子供に戻りながら 老いていく
その心も 子供になりながら 老いていく
人は どんなに 傲慢で高飛車でも
どうしようもなくても…
いつか その手は 嗄れる
いつか その手に 気づくときには
きっと 誰かに 世話になる
1人じゃ 人は 生きられまい
1人じゃ 人は 生きられまい
詩人〜今人…
うちのお婆ちゃんは 小さい頃
亡くなりましたが 呆けていました
でも 可愛いお婆ちゃんだった
最後息をひきとる時に 手を握り
お婆ちゃんに ”色々言ってごめんね”と
ゆうと その時は ”かまわなあよ”と 優しく
一言だけ言って 息を引き取りました…
涙が小さいながら 止まらなかった
人が 息をひきとる瞬間を
初めてみた夏の日でした…
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