ネズミのライリーは… 道を間違えて
知らずの森に 迷い込んでしまった…
周りは 見たこともない 色とりどりのキノコや
背の高い 花や草が生えていた…入り組んだ
苔の生えた木の枝が迷路のように
なっていて 迷ってしまいそうだった…
彼は 知らずの森に 来たいわけじゃなかった
迂回して 別の道を通るはずだったのだ…
そんなわけで 彼は 知らずの森に
間違えて来てしまった…ただ お婆ちゃんの
家に行くはずだったのが こんな目になってし
まった… ライリーは一際大きな 岩山の前に差
し掛かると 迷いもせず 上がっていった…
さすが ネズミと言うべきか…
すばしっこかった…岩山を上がると
小さな泉があった…喉が渇いたので
水を飲もうとした時だった… ガサガサッ
ライリーは音のした方を見た…
そこには 背丈より はるかに長い…
一匹のヘビがいた… ライリーは 後ろに
跳びのき 距離をおいた…
ヘビは 長い舌を 出し入れしながら…
泉を渡ろうとしてきた…
すぐに 泉を迂回して後ろに回り込もうと
した時だった…
バサバサッ 突如 大きな鳥が
ヘビを鷲掴みにした…たまらず 体をねじり
ながら逃げようとする ヘビは 頭をつかまれ
身動きが取れなくなった…
ライリーはその鳥を見て ゾッとした
大きな眼をした あの夜の住人 フクロウだった
なぜこんな昼に なんて 後で思うと…
不思議だが どうも 彼は 私を助けてくれたに
違いない…
ライリーは その隙に 泉を周り、な
だらかな草むらを 走って抜けた…
知らずの森には 行っちゃ行けないよと…
良く、父さんや母さんにも言われてた…
入り組んだ木の林を抜けた先に いつも
お婆ちゃんの家に出る 大きな道にでた…
心がまだ ドキドキして 怖くてたまらなかった
ので、走っていった…
一際大きな木の樹洞に お婆ちゃんの家は
あった…息を切らしてた 僕は ハァハァ…
いいながら お婆ちゃんの家の
ドアをノックした…
あまりに 息を切らしてた
僕を見た お婆ちゃんは ビックリしてた…
家の奥から ヘビイチゴジュースを
出してくれたのを 飲み干し…
いまさっきまで 起こってた事を話した…
お婆ちゃんがゆうには あのフクロウは…
知らずの森に 迷い込む者を助けてくれる
番人だった… しかし あの目にはゾッとした…
しばらくして 大好きなドングリクッキーを
食べて お婆ちゃんの家のソファーで…
横になってたら知らないうちに
寝てしまっていた… 「終」
少し 小さな 小さな お話でした……
詩人〜今人…
こんにちは…
少し 絵本のように書いてみました…
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