2016.10.03 22:00眠れない日も…眠れない日も そろそろ 飽きてきた夜の虫さえ 寝静まっている 真夜中の雰囲気は 真っ暗異世界 何も見えない 何も聞こえない 時より 寝ぼけた 虫が けたたましく鳴いてはやめるを繰り返し 不思議な世界が木霊するしかし 誰も 気づきゃしないし 起きもしないしかし この世は 不眠症の世界 堕落した世界眠れない代わりに 周りはしずまりかわる起きてる人は 特別な世界に生きる人静まり帰る 安息が必要な人達の 夢の様な世界に 今日もこころは静まり返る 秋の肌に感じる寂しさは 夜のせいにして  ...
2016.09.29 11:51旅人の旅…旅人のことを知っている者は 森の動物達だけ 暗い森から 賑やかな街砂の砂漠、海の見える海岸の街 色んな所に行ったそんな中で 出会うのは人より 動物達だけが多かったそう 旅人は人が苦手だった 森の動物達はすぐに友達になれるから旅人は心を許せた 今日も 足を怪我している鹿を手当てしてあげた鹿は何度も振り返りながら 子供達を連れ日の差し込んだ 場所から 山奥に消えて行った旅人は少し微笑みながら小さく手を振った旅人は 苦手になった 人をまた好きになる為に長い旅に出たのだったそれでは 旅人のお話は また今度… 詩人〜今人…
2016.09.10 06:55ウンチが落ちてた…鳩のウンチが落ちてた 人は嫌うけど 鳩は何とも思っちゃいない猫が人ん家の 花壇に 器用に穴を掘り ウンチをしてるあのおばちゃんは嫌がるけど 猫は何〜んとも思っちゃいない犬が 人ん家の家の門の角で ウンチをしてるおんちゃんに 叩かれて 噛み付いたから犬は 保健所に連れて行かれた犬はただ 角にウンチをしただけ可哀想な犬 どうしてこんなになるんだろう人は 人前ではウンチをしないのに鳩や猫や犬はウンチをするだって そこでしたいから…生きているから ウンチをするんだな〜んにも 悪いことなんてしていない角があるから 花壇があるからだって そこでしたいから… &nbs...
2016.09.02 14:38夜になると…夜になると 月が 海の上を 浮かびながら光を 優しく 放っているさざ波が 月の光に照らされてキラキラ光っている ボラは月夜に 照らされて 空を飛んでいる何匹も 何匹も 宙をロケットみたいに飛ぶ星の沢山の煌めきが 空から落ちてきそうだから スプーンを持って 星をすくい取る事が出来そうなくらい 空には数え切れないほどの星達が キラキラと その存在感を表している夜空の不思議に 口を開けたまま浜辺で 佇んでいると 海岸が光を放ち海蛍が 浜辺を 素敵に 彩り始めた闇夜に光り輝く さざ波の奇跡が 今まさに 始まろうとしていた… 詩人〜今人…
2016.08.31 13:17太陽と月の摩訶不思議…西に傾いて 真っ赤になって 沈んだ 太陽 カラスと一緒に 静かに 山の中に 消えて行く…山もカラスも 丸焼けにならずに 太陽だけが消えていったきっと 地球が出来て ずっと この調子不思議な太陽…どこいった…夜には 月が 東の海から 上がってくる水にも濡れてない 雫も垂れてない冷たそうな 乾いた月が ゆっくり形を変えながら上がってくる 夜なのに 街灯みたいに 街全体を 優しく 照らす太陽みたいに 明るくないけど夜には とっても お似合いの月太陽と月とが お見合いする日があるのも…不思議な 不思議な 摩訶不思議… ...
2016.08.31 10:08水色の空…夕暮れの 薄い 水色の空に 飴玉みたいな 星が キラキラ光ってるあの 絵本の中の お星様みたいに今でも 可愛く 西の空に ここに居るよって教えてくれているそう 私の中の 小さい子が 教えてくれるいつまでも 変わらず キラキラが 皆さんに 見えますように… 詩人〜今人…
2016.08.30 03:13私を食べる…放牧している 牛が 私を食べるムシャムシャムシャと 大きな口で毟り取って 食べられる私は 野に生える ただの草 ありきたりな ただの草たまに 小さな花もポッと 咲かせる 太陽 沢山浴びて 育っても 今日も 牛に食べられるそんな 私は 野に生える ただの草 詩人〜今人…
2016.08.26 07:19鳴けないキリギリス…私は 鳴けない キリギリス もう 鳴く事すら 諦めたキリギリス周りの虫は 命の限り 鳴いているのに私は 鳴けない ただの虫 草むらに転がる 緑の虫こんな 体に産まれた 私の宿命それでも 死ぬ事すら 許されていない鳴くことが 私の生きている証し私は 鳴けない ただの虫 草むらに 転がる 緑の虫 詩人〜今人…
2016.08.18 02:20想い出と旅人…緩やかな風が吹く中…旅人は 小さな丘の樹の根元に腰を掛け 小さな村で買った パンを取り出し 千切って口に放り込む… ふと…上を見上げると 揺れる 樹々の間から見える 元気な 太陽を見ていたら…故郷の 年老いた 父と母を想い出した…”元気でいるだろうか” 目頭が 熱くなって泪が 頬を伝う あの母の言った 言葉が耳の奥で 響いた…旅人は 泪を手の甲で拭い…食べかけの少し大きめのパンを無理やり詰め込んだ…樹の持つ 温かな優しさが 家族を想い出させてくれて 旅人は感謝をした…手で 木に触れ…”ありがとう”と心で呟いて…旅人は小高い丘をゆっくり 道に向かって歩いて行った…空をゆっくり 旋回する鷹が 鳴きながら旅路を 見送ってくれた…...
2016.08.12 00:50手紙と旅人…旅を続けていた 旅人は 今日は 森のはずれにある 切り株に座り手紙を書き始めました ”私を知っている あなたへ今 小鳥がさえずる 森の外れの古い切り株に座り この手紙をしたためて 想いを書いています この手紙を見てくれるあなたは とても 優しい方だとお見受けします私は 詩を書きながら 旅をしています色んな所で 想いのままに 書き そして 誰かに私の詩を見てもらいたいから詩を書いています私の詩とは 想いです 皆さんに書いている想いやあなたに書いている詩にも 見えるかも知れません全ては 私の心が書く 想いの詩ですこの手紙は この切り株の上に 置いていきますよろしければ そっと読んで そっと同じ場所...
2016.08.10 13:22子犬と乞食…ある街の橋の下に 1人の乞食がいました…いつものように 乞食がレストランをまわって残り物を貰いに行った時の事です…1匹の子犬が腹を空かせて…すり寄ってきました…乞食は2日もご飯にありつけずに…ひもじい思いをしていましたから…犬にはあげずに 立ち去ろうとしました…所が 犬は足元に来て 二本足で立ち上がり…かきついてくるではありませんか…困った乞食は 子犬を振り切り 走ってその場を去って行きました…そして…しばらく行った時に それは起こりました…広い大通りの 道の向こうに 渡って行った乞食を 犬が追いかけてくるではありませんか…車がもちろん…走っていました…それに気づいた時の事です…キーッ あ あぶないっ…とっさに乞食は声が出ました…車が 急停止をしました...
2016.08.08 13:26旅人と月…ある日 旅をしている…旅人は 大切な事に気付きました…逢いたいと願っていた…人が近くにいる事を…体は離れていても…心が繋がっている事を…それに気づいた 旅人は…夜空の月に声かけました…”月よ…私の事を想っている…人に伝えておくれ…私には 気持ちがちゃんと届いていると…”月は 静かな夜に 優しい光で…煌々と 旅人を照らしています…しばらく 月を見ていた…旅人の旅は まだ…まだ…始まったばかりです… 詩人〜今人…