賑やかな 街角で 赤い色した
オーバーオールのピエロが…
お馴染みのメイクをして
パントマイムをしていた…
何気に そばを通りがかった時に
私は そのピエロの顔を何気に見つめていた…
そして…ある事に 気付いた…
特徴のある あの顔が 何か違ってた…
何故か…哀しさを 引きずっているようで
ひどく寂しそうだった…
私は しばらく側で見ていたけど
ピエロの素顔は 明らかに 泣いていた
その化粧した笑顔の裏側は…
溢れ出しそうな 涙を 堪えているようだった
誰もが 気づいていない ピエロの哀しさに
私は 自分と重ねて…もらい泣きをした…
泣き顔を見せない ピエロは
行き交う 人混みの中でも 演じ続け…
その本当の素顔を 知られないまま…
ずっと 哀しい…
パントマイムを続けていた…
詩人〜今人…
人の本当の 気持ちに 気づく人なんて…
どれくらい いるのだろうか…
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