2016.08.31 13:17太陽と月の摩訶不思議…西に傾いて 真っ赤になって 沈んだ 太陽 カラスと一緒に 静かに 山の中に 消えて行く…山もカラスも 丸焼けにならずに 太陽だけが消えていったきっと 地球が出来て ずっと この調子不思議な太陽…どこいった…夜には 月が 東の海から 上がってくる水にも濡れてない 雫も垂れてない冷たそうな 乾いた月が ゆっくり形を変えながら上がってくる 夜なのに 街灯みたいに 街全体を 優しく 照らす太陽みたいに 明るくないけど夜には とっても お似合いの月太陽と月とが お見合いする日があるのも…不思議な 不思議な 摩訶不思議… ...
2016.08.31 10:08水色の空…夕暮れの 薄い 水色の空に 飴玉みたいな 星が キラキラ光ってるあの 絵本の中の お星様みたいに今でも 可愛く 西の空に ここに居るよって教えてくれているそう 私の中の 小さい子が 教えてくれるいつまでも 変わらず キラキラが 皆さんに 見えますように… 詩人〜今人…
2016.08.31 08:14カサカサッ枯れ葉の 音が カサカサッしだしたら秋の妖精が 地面を駆け抜ける音カサカサッ カサカサッ カサカサッ枯れ葉が寄り添い 音をだす私にだけ 聴こえる 秋の寄り添い集まる音が 耳に届く山は 秋が来た事を 私にだけ そっと 教えてくれる小さな 小さな 音で そっと… 詩人〜今人…
2016.08.31 07:44ほつれた服の糸…洗濯物の ほつれた服の糸が秋風に吹かれて 寂しく 震える裏山の 日の当たる 上からは最後の最後まで 鳴き続ける蝉の鳴き声が 微かに 聴こえる切なくて 切なくて 涙が ジワッと滲むもう 泣いているようにしか 聴こえないから泣かないで もういいよと 囁きかけた夏が もう あんなに 遠くに聴こえるのが切なくて 切なくて 人肌 恋しいのは何故だろう 詩人〜今人…
2016.08.31 03:24おまんの息子じゃない…俺は おまんの息子じゃない怯えちょって 何も言わんとに 近寄ってくる お母ちゃんが 怖うて 後ろに下がりながら 縮こまっていきゆう 夢をみたおまんの子供やに おまんの息子やに 近寄って来だいたら 怖うて 怖うてほんまに 知らん人が 近寄ってくるように夢の中の お母ちゃんらしき人が俺に 触れたら 映像が 途切れて起きたら 誰もいない 寂しい空間に1人ぼっちやったベランダの洗濯もんの 隙間から見えちゅう空は 蒼く 網戸からは 秋の装いをした物悲しい 風が ソヨソヨ吹きよう みたいでコッソリと入って来よった… ...
2016.08.30 10:45瞬きする間に…夕暮れの 瞬きする間にあの山の上の 夕焼けの色が仄かに 色づいたのが 何も言えずに 切なかった夏の山あいの 谷間を流れる 涼やかな風が 部屋にいても 感じる季節がやって来て そっと なにげに 夏休みの終わりを告げるあの 儚い 蛍の光を見た 切なさとは違う秋寒い 季節の到来が いやおうなしに あたりを寂しく包み程なくして 虫達のオーケストラが 聞こえ始めたら 秋の気配のする日の暮れの 寂しさをとても 優雅なものに してくれた 詩人〜今人…
2016.08.30 07:50裏山の…裏山の 蝉の鳴き声がつい この間までけたたましく鳴いていたのにもう 遠くの方に 忘れかけているあの人との楽しかった 想い出のように 鳴き声が 小さく 小さく 聞こえるなんて 寂しい 秋の移り変わりなんて 肌恋しい 秋の始まり なのか詩を書いていると 感傷な気持ちになるのは 秋の せいにすればいい秋の 蝉の鳴き声の せいにすればいい 詩人〜今人…
2016.08.30 03:13私を食べる…放牧している 牛が 私を食べるムシャムシャムシャと 大きな口で毟り取って 食べられる私は 野に生える ただの草 ありきたりな ただの草たまに 小さな花もポッと 咲かせる 太陽 沢山浴びて 育っても 今日も 牛に食べられるそんな 私は 野に生える ただの草 詩人〜今人…
2016.08.30 01:30パンツ姿と笑う洗濯物…パンツ姿が 寒くなり 慌てて夏を忘れますベランダの洗濯物が 笑えばズボンを 履くことにしないと笑われます秋は 風が1番先に 寂しさを 連れてきて思わず 妻の優しさに 胸を打たれます本を読む手も 少しだけ 止まります 詩人〜今人…
2016.08.28 23:58老いていく…お山が どんなに 頑張ってもお空にゃ ちっとも 近づけまいスズメも お空を飛んでるが高いとこまでは 飛べまいて人が 宇宙に 憧れてロケット作って飛んでも宇宙じゃ 長くは生きられまい生き物は 生まれた時から 歳をとる全てに おいて 老いていく人は 子供に戻りながら 老いていくその心も 子供になりながら 老いていく人は どんなに 傲慢で高飛車でもどうしようもなくても…いつか その手は 嗄れるいつか その手に 気づくときにはきっと 誰かに 世話になる1人じゃ 人は 生きられまい1人じゃ 人は 生きられまい &n...
2016.08.28 12:30涙の導火線…涙の導火線に 火がついたら小さな音が するでしょう啜り泣く 小さな 声がするでしょうあなたの 周りにも 泣いている大事な人が いるかも知れないその人の 心の声を 聴けたならきっと 導火線に火がついた 音がそっと 聞こえてくるでしょうその時には そっと 優しく 消してあげましょう…手遅れにならない為にあなたの とっても 大事な人を守る為に… 詩人〜今人…
2016.08.28 10:17竹藪と蚊…激しく揺さぶる 竹藪の前で 藪蚊が 血を喰らおうと 飛んできても行く手を阻む 風の盾に どうする事も出来ぬのに あの 樹の蜜を吸う 蝉の様には 血は吸えまい生足 淋しそうに 目で追いながら風下に 流される 吸血鬼血を吸えない 藪蚊は ただの 雄の蚊にしかみえぬ血を吸えたら ややこが 産めるのに夏も もうすぐ 終わるのに… 詩人〜今人…