2017.06.03 12:31お母ちゃん…アマガエルの鳴き声 暗闇の中 癒し声田舎の暮らし涼やかな虫の声満天のプラネタリウム流れ落ちる星一瞬の光の線月夜の満月の優しさ窓に来る 黄金虫 光る蛍の明滅小さな頃の母との 町の灯り巡りカブトムシやクワガタ 小さな私と妹喜ぶ兄妹懐かしき 想い出いつまでも忘れない…夜の父から逃げた夜の母との虫取り優しい お母ちゃん…詩人〜今人…
2017.05.14 13:16真っ青な空…真っ青な頭の上 白い綿菓子宮沢賢治さんを想い自然の中に身を投じ耳で風の音を聞き肌で 触れる風草木が震え春から初夏に近づく 山々真っ赤な蛇苺に懐かしさを感じ野に咲く花に生きている実感を感じる心象スケッチ心で見る 自然の優しさ温かさ命は煌めきに溢れ生きる命が跳ねている妻が呼ぶ声娘と息子が探す声呼ばれたら生きている実感に溢れ 無の自分から父親に戻る…自然が呼ぶ自然が 好きだから…その風 草の重なる音蜂の羽音幸せの 実感に生きるを感じるままに…詩人〜今人…
2017.05.11 20:59朝から…朝から 辛い夢を見た障害者になる前の夢何も出来くなった虚無に支配される夢私は 辛かった子供の笑い顔が辛かった笑いかけてあげてさえあげれなくてでも 今は 私は抽象画詩人絵を詩にして語る者…絵を言葉にして語る詩人…私は負けない運命は決まっていてももし この身が朽ちようとも私は奏で続ける見えないハープを弾きながらこんな私ですが私を好きだと言ってくれる方の為に前進します…赤い朝日に向かって…詩人〜今人…
2016.12.29 16:21午前1時…目が覚めた 午前1時 古い時計の秒針だけが 虚しく 響く泊まりに来た 父の老いた息遣いに 不意にそっと 声をかける震えながらの返事に 少しの安堵おやすみお父ちゃん 小さな親孝行生きていてくれる事に感謝生きていてくれる事に感謝 詩人〜今人…
2016.10.01 13:07一つでもありますように…あなたは 何かを やり残したことが ありますか私は 後悔ばかり してきましたあなたは 悲しい別れをした事が ありますか私は 何度か あります ヤケになった日も…あなたは 父と母に 感謝した事が ありますか私は ついこの間に 泣きながら 父と母の子に生まれてきてよかったと 伝えました生きているうちに 感謝できる事が 出来ました私にとっては 生きている上で意味があり父と母がいたから今がありますあなたのお父さん お母さんや誰かに伝える何かが 皆さんに 一つでもありますように 詩人〜今人…
2016.09.19 12:42眠い 眠い娘…眠い 眠い 娘とお風呂お目目が眠くて ゆったりゆたりシャンプー ジャブジャブ 頭をジャブジャブ 小さなお手手も 背中も あんよも 洗ったら大好き母さん 拭いてくれる眠さが取れたら 牛乳飲んでそろそろ 明日に備えて お眠のお時間パパの枕に抱きつき 隣で寝てるくっつき虫して 眠る子はいい子だ いい子だ おやすみ おやすみ また明日…おやすみ おやすみ また明日… 詩人〜今人…最近はTシャツ被せた枕が気に入って気持ち良さそうに眠ってる…いつも 本当にありがとうございます…
2016.09.16 22:02静けさの中…朝の静けさの中 また 虫たちのオーケストラが続くそして私は秋を感じている 肌が 扇風機が寒いと言っているから体を横たえて スイッチを押して消したら 自然の虫たちのオーケストラだけが響きわたっていた 秋の虫はどれもが 子孫 &nbs...
2016.09.16 05:31父がよく作ってくれた…まだ父が 元気だった頃 よく作ってくれたおネギのたくさん入った 卵の厚焼き醤油の塩っ辛さとお砂糖を少しいれて自信を持って 卵を焼いてた 父は一度だけ 卵を焼いて失敗した時があった悔しげに 失敗したねやぁと 言葉少なめに悔しさを露わにしたあの味は忘れないけど あの時悔しがって負けた顔した 父の顔が やけに脳裏に焼き付いている 詩人〜今人…
2016.09.13 12:28心した日に…涼やかな虫の音鳴く夜に ふと 父のやせ細った か細い体が 目に浮かび居た堪れなくなっていた気持ちがどこかで 決意を始めている来るべき日に私は 父に 一体なんて声をかけるだろうあの 痣だらけの破れてもおかしくない 皮膚が私の脳裏をかすめる知り合いの お年のいった方を介護した時に重い体重の方だったから 少し抱えるのに力がいった 目の前で 手の皮膚が 薄くなっているのを 知らずに力を入れて裂けてしまった…あの光景が脳裏に焼きついていた父もあのような体になっていた…でも 温泉で 父の背中を洗い 流しながら心の砂を水に流すことができた手を引っ張りながら 私の心が 親にしてきた 辛い気...
2016.09.09 23:40風が教えてくれた 親孝行…部屋を通り過ぎた 風が ふと 教えてくれた父に親孝行しようと 思い立って 電話をした私は 父と母と妻を連れて急遽 温泉に向かった山の上の風は 涼しさが増して 秋を沢山実らせ 黄色いろが目立つ風景がまばらに見えた 私は 覚束ない 父の姿を見て あの頃の父の逞しい漁師の体はもうない事を改めて知ることになる…背中は曲がり 頬はこけて 手には 痣が沢山繋いだ手が 心なしか 微かに震えていたシャワーをかけて、タオルで石鹸つけて曲がりくねった人生のような浮き出た背中を優しく洗いながら こう言った”おまんのあの時の体はもうないね…お父ちゃん”そうゆうと”そりゃそうよ”と父が返してきた 何気無い会話に 周りの男達が 耳を澄ませていたこの体に 支えてもらいなが...
2016.09.03 13:24健やかな娘の寝顔…寝ている 健やかな 娘の寝顔に幸せだと 言わずして なんになるどんな 不幸が襲ってきても 娘の寝顔には安らかな 幸せがある私のような 父親に パパと言ってくれる優しい娘が 素直に育ってくれて 私は 生きる事の 意味を知り この子の為に生きていこうと 私の魂がそう言っているどんなに 闇が来ようとも 一筋の光の糸が 私には 見えている手を離さず 指に結わえて離れてしまわないように 生きていきます… 詩人〜今人…