2017.05.03 00:07命の中で…掘り返した田んぼに水を入れる前の匂い小さい頃にうなぎを釣りにいくのに畑で掘り起こした 土の匂い大地の仄かな匂い土を食べ 生きる ミミズの匂い 懐かしい 子供の頃の匂いの記憶 優しい 香り命を育む 土の逞しさ母なる大地 重力を遮る厚い土の上に立つ掘り起こしたばかりの土は優しく 足を包む ここで 米は育ち 野菜は育つ 小さな生き物達の力を借りて生きている土は生きてる川の水も 海もその中で 私たちは恩恵を受けている時に自然に怯えながら怖さを知りながら 生きていく 私達… 感謝致します…生きている事に…詩人〜今人…
2016.09.18 21:45現実と眠り…現実と眠りの 間の時 体が震える…私の病は 病気より 薬なのかもしれない体の全てが 拒否反応を示す 瞬間包帯に巻かれた ミイラの全身が動く 痛くもない 無感覚の症状が 突然起きる全神経に 電気が走り勝手に震えるこんなんじゃなかった…こんなになるはずじゃなかった…フランケンシュタインじゃないゾンビでもないロボットでもない 生身の体で 脈々と 血が息づいている脳のてっぺんから 爪先まで…生の血が通ってるんだ…その証拠に涙まで溢れてくる…止まりを知らないまま あの日のお前が 語りかけてくる 大丈夫だと… 詩人〜今人…
2016.09.02 10:40日本人がつけた名前…もじゃもじゃした 木が沢山 生えていてたまに 人が しんどい思いして 上がるらしいそれは 空にもっとも 近いものらしくて人は 山と言うらしいザブザブしていて 見渡す限り 青く沖の潮の 早いとこは 深い青黒い 色をしているらしくて それを 黒潮と言うらしい人は 海と言うらしいザァザァしていて 流れが 速いとこもあり 緩やかな とこもあり雨が降ると コーヒー牛乳みたいな 色になり激しく流れ 氾濫するらしい人は 川だと言うらしい山は見た感じ モジャモジャ だし 海は 波打ち際が ザブザブ 言うし川は上流は ザァザァ 流れる勝手に人がつけた名前だから 変わった呼び方をしても 面白い全ては 私達 日本人が つけた 名前だから…誰がつけたって ...
2016.08.31 13:17太陽と月の摩訶不思議…西に傾いて 真っ赤になって 沈んだ 太陽 カラスと一緒に 静かに 山の中に 消えて行く…山もカラスも 丸焼けにならずに 太陽だけが消えていったきっと 地球が出来て ずっと この調子不思議な太陽…どこいった…夜には 月が 東の海から 上がってくる水にも濡れてない 雫も垂れてない冷たそうな 乾いた月が ゆっくり形を変えながら上がってくる 夜なのに 街灯みたいに 街全体を 優しく 照らす太陽みたいに 明るくないけど夜には とっても お似合いの月太陽と月とが お見合いする日があるのも…不思議な 不思議な 摩訶不思議… ...
2016.08.08 04:10雲ひとつない…雲ひとつない 今日の空の蒼さが…私の中で広がっていく…目を閉じると…心の中に いるよう…どこまでも 蒼い…果てのない世界が…私を包む…不思議な世界…見たこともない世界が…この先にはある…空の上には宇宙が…見渡す限りの蒼の先には…行ったことのない知らない世界がある…果てを見るのも 夢があっていい…今を見つめて 大事な物をみるのもいい…気がつければ…本当に…生きているって 素晴らしい…生きているって 素晴らしい… 詩人〜今人…
2016.07.25 20:07夜明け…朝早くの 夜明けを知らせる…1番蝉が 鳴き始めました…彼等は こうして 鳴き始めて…休む事なく 暗くなるその時まで鳴き続けます…小さな命を削り…その蝉にしかない 声を出しながら…一生懸命…一生懸命…森が…野原が…蝉の声で 目覚め始めました…命の連鎖が 口火を切って 始まりました…キリギリスの高い声や スズメの声…森の木々のざわめき…野原の草たちの擦れ合う音…命達が 呼応し始めました…素晴らしい瞬間に 息を飲みます…だって…命達の息吹が 始まったのですから… 詩人〜今人…
2016.07.20 02:42空・地・海・山・川空の蒼さは 心の広さを 表し…地面は 心の根性を表し…海は 深き 心の愛情を表し…山は 何事も動じぬ心を表し…川は 全ては流れのままに心を任せてと…言っているように 私には…それぞれが 意味がある気がします… 詩人〜今人…
2016.07.16 23:29神秘の瞬間…蝉の声が けたたましく 鳴り響く…夏の命は その持っている 短い命の限り…生きているんだよって教えてくれている…そう…彼らは 子孫を残すために鳴いている…また 長い時を経て…土の中で生き永らえ…様々な困難と闘いながら…あの…羽化する 神秘の瞬間まで…生まれゆく命達は…この森で また鳴いて…子孫を残すために…生きていく…命の育みは 転生輪廻を繰り返しながら続いていく…人も動物も同じように… 詩人〜今人…
2016.07.15 09:53私を包んでくれる…記憶の欠片が 光り輝く…優しくて 眩しくて 春の太陽のよう…わたしの心を照らしながら…記憶の景色をたどる旅に出る…全ての生命に感謝して 想いは果てなく…そして 温かくて 懐かしい記憶のカケラ…森の緑や 水の透明度 海の蒼さ…空の広さ…どれもこれもが 優しくて 懐かしくて…私を包んでくれる…私を包んでくれる… 詩人〜今人…
2016.07.14 06:46 命の囁き…近所の 子猫が 親猫に擦り寄り…甘える声を出している風吹く 草むらの木陰で コオロギ達が鳴いている。人の耳には 聴こえない 赤トンボ達の沢山の羽音が 聴こえる…一生懸命 命のかぎり歌った…蝉の鳴き声が 次第に 小さく…小さく…なっていく小さな 命達が 生きて…小さな命が 消えていく…命とは儚くて…自然とは尊いもの…涙が溢れる…命達の 囁きが…今日も聴こえる… 詩人〜今人…
2016.07.08 03:16蟻ほどの自分…もし…自分が蟻ほどの人間になったらと…想像してほしい…普段見慣れている…目に見える野原は…広大なジャングルにかわって…知っている…虫や動物が 同等か…巨大に見えるはず…蟻は食べようとしてくるだろうし…小さきダニでさえ人間を襲うだろう…雑草たちは鬱蒼とした森に見えるだろう…そこは あまりにも怖くて…恐ろしい世界になるだろう…彼らから見れば…私たち人間は怖い存在なのだろうか…答えはNOだと思う…人間を恐れずにいる…彼等を知っている…それだけ…人間は弱い生き物なのだ…自然には叶わない…叶うはずがない…地球の中の知能のある人間が…たまたま 存在しているだけで…この世を支配しているのではなく…こちらが 自然に 生かされているのだと思い知らされる…たまたま 人間な...
2016.07.08 02:07真新しき自分…まだ…見ぬ世界がある者よ…躊躇せず 見れば良い…小さきものばかりに目を向けず…広い世界に目を向け 見れば良い…真新しき 自分に出会えるはず…たとえ…迷いがあろうとも…あなたにしか 見えない…まだ見ぬ世界が必ず見える…困難より…新しい自分に歓喜する…もう1人の自分に出逢えるはず… 詩人〜今人…