2016.10.03 22:00眠れない日も…眠れない日も そろそろ 飽きてきた夜の虫さえ 寝静まっている 真夜中の雰囲気は 真っ暗異世界 何も見えない 何も聞こえない 時より 寝ぼけた 虫が けたたましく鳴いてはやめるを繰り返し 不思議な世界が木霊するしかし 誰も 気づきゃしないし 起きもしないしかし この世は 不眠症の世界 堕落した世界眠れない代わりに 周りはしずまりかわる起きてる人は 特別な世界に生きる人静まり帰る 安息が必要な人達の 夢の様な世界に 今日もこころは静まり返る 秋の肌に感じる寂しさは 夜のせいにして  ...
2016.10.01 13:07一つでもありますように…あなたは 何かを やり残したことが ありますか私は 後悔ばかり してきましたあなたは 悲しい別れをした事が ありますか私は 何度か あります ヤケになった日も…あなたは 父と母に 感謝した事が ありますか私は ついこの間に 泣きながら 父と母の子に生まれてきてよかったと 伝えました生きているうちに 感謝できる事が 出来ました私にとっては 生きている上で意味があり父と母がいたから今がありますあなたのお父さん お母さんや誰かに伝える何かが 皆さんに 一つでもありますように 詩人〜今人…
2016.09.26 03:03書きませう…私の素朴な詩が 人の心の重い扉を開くなら私は 進んで 書きませうあなたの 心を 私の詩が 癒すなら 私は 進んで 書きませう蜜蜂が 花から花に ヒラリヒラリと 舞う様にあなたの心の花弁に ふわりフワフワと止まり させてくれたらば 私はきっと生きている意味を見出せるでしょうあなたが ホロリと涙水を流すならその下に両手で優しく 受け止めませう泣くも人 笑うも人 色んな人が居るけれどどんな人でも 受け止めてあげれるそんな 詩人の想いを 持ちたいな 詩人〜今人…
2016.09.21 10:04秋の…秋の 少し肌に触る 風が吹くときには寂しさを感じ 歩いて来た道を 止まり振り返る秋の 虫の音が 聞こえる日の暮れは甘えたい盛りの 娘が引っ付いて 妻が笑う秋の 大木のイチョウの樹が色づいたらその辺が黄色く 絵の具を溶いて 撒いたよう秋の学校の運動会で 息子が妻を背負う時には卒業式までが あっとゆうまだと 寂しくなる秋のお祭りが 終わった後の 通り道を通ると吉田拓郎さんの”祭りのあと”が決まって流れる四季折々の中で 秋が一番寂しい声を大にして言いたい 秋は寂しい私は 秋は 寂しくて 好きです… 私は 秋は 寂しくて 好きなんです… 詩人〜今人…
2016.09.18 09:55いつもの帰り道…寂しく帰る いつもの帰り道 道で縄跳びする子が スローモーションになる茜空が まともに 見える夕方の 西の山の上頭の上を渡り鳥が 新しい土地を求めて やって来る歩く道が 涙でにじんで見えなくなる寂しさが込み上げてくる縄跳びの子供達の笑い声が 哀しく響くアパートの前に来たら 家族の顔が涙目に浮かんで 立ち止まったもう 涙は 止まらなかった… 詩人〜今人…
2016.09.13 09:45大馬鹿者…水の上で揺らぐ 夕陽に向かって私は綺麗だと言った…写真は黙っていたあれは 人が流した涙の湖 残るのは人の悲しみと 絶望の命が宿命を背負う湖無知とは 馬鹿な者 知らぬとは情けないあれが水害だと 文章も読まずに呟いていた綺麗だと表面だけを見て呟いてしまった後悔と情けなさが 染み上がってきたどれだけ人が泣いただろうか どれだけの 小さな生き物が 水に没しただろうか 言葉を分かったつもりで詩人気取りか! ばかやにゃあ 情けないちや人の苦しみを分かったつもりでいる自分が大馬鹿者のする事をした つまらん人間やにゃあ えいかげんにせえや私は妻の前でこれを読んだ私は 言葉を操る身なのに 言葉を粗末にした情けない 情けない 指先が震える本当...
2016.09.13 07:00世間は怖い 怖いやけに騒がしい 世間は怖い 怖い田舎の生活も 嫌気がさす山は何もしゃべらず 夏を忘れたさよなら蝉が 1匹悲しくないている近所の猫に 彼女ができたらしい妻の寝顔が 幸せを絵に描いたような顔で いてくれる事で安心する…幸せなんて 平凡でいい 今が大事… 詩人〜今人…
2016.09.07 13:42淀んだ雲の様に…淀んだ雲の様に 頭の中に 灰色の雲がかかる まるで 深い霧の中にいる様に 思考が 戸惑い 行き場をなくす行き先がわからず 一つ踏み出せば 目の前が崖がある場所を 歩いていた 知らないと言う事は 恐れをしらないと言う事 例えば 命を失うかもしれない 危険と隣り合わせだったと思う事が幾度かあった下の見えない 崖の底には 黒い瘴気の海が 渦巻いていた 詩人〜今人…
2016.09.03 07:36私が生まれた町…私が生まれた町には 港があり昔は 大小の船が 所狭しと浮いていたでも 今はもう あの頃の 面影のあった船はほとんど 焼き払われて もう無いあの 荒波にも 立ち向かっていった港の屈強な漁師達も 歳には勝てず 竿ではなくそれぞれが 杖を握って歩いている港に これから やってくる 北のカモメさえも餌のおこぼれも もらえずに今年も 鳴きながら 虚しく空を飛ぶだけだろう昔に 賑わっていた筈の あの頃の 港は 今ではもう 風に晒され 風化しながら秋を また迎えようとしている 詩人〜今人…
2016.09.01 09:59小さな駅…田舎の方の 小さな駅は 名前だけ佇む寂しい 寂しい プラットホームたまに 狸も猪も 駅のホームで人が来るのを待っているどこかに ひっそり佇む無人の駅は 今日も 山の中で人が来るのを待っている春には綺麗な 満開の桜が 素敵な無人駅一年で 一度の 人が来る時には賑やかな プラットホームは 嬉しそうその時には ドンコの汽車も大忙し人を乗せて ドンコも とっても 楽しそう 詩人〜今人…
2016.08.31 07:44ほつれた服の糸…洗濯物の ほつれた服の糸が秋風に吹かれて 寂しく 震える裏山の 日の当たる 上からは最後の最後まで 鳴き続ける蝉の鳴き声が 微かに 聴こえる切なくて 切なくて 涙が ジワッと滲むもう 泣いているようにしか 聴こえないから泣かないで もういいよと 囁きかけた夏が もう あんなに 遠くに聴こえるのが切なくて 切なくて 人肌 恋しいのは何故だろう 詩人〜今人…
2016.08.30 10:45瞬きする間に…夕暮れの 瞬きする間にあの山の上の 夕焼けの色が仄かに 色づいたのが 何も言えずに 切なかった夏の山あいの 谷間を流れる 涼やかな風が 部屋にいても 感じる季節がやって来て そっと なにげに 夏休みの終わりを告げるあの 儚い 蛍の光を見た 切なさとは違う秋寒い 季節の到来が いやおうなしに あたりを寂しく包み程なくして 虫達のオーケストラが 聞こえ始めたら 秋の気配のする日の暮れの 寂しさをとても 優雅なものに してくれた 詩人〜今人…