日差しを避けながら
風に煽られながらも モンシロチョウが
菜の花畑を 飛んでいる
ヒラヒラ上下左右に揺れながら
その白い小さな体と翅で パタパタ
危なげな動きで 飛んでいく姿が
儚げで 見ていた私も
ハラハラしていた
目から見える複眼には 花畑は
どんなに映っているだろうか？
あの フラフラする行動で 恋をして
風に煽られ 雨に翅を濡らし
子孫を残そうとする モンシロチョウ
が 私には不思議だった
一生懸命オスがメスを誘いながら
止まる時を待つ
その瞬間が 実に
奇跡とも思える 瞬間が見えたろう
広い場所で 雌に恋をして
二匹が触れ合う その時は
神秘すら 私には 感じられる
刻が止まる瞬間 蝶の恋は
自然の流れが止まり
生受する…
子孫を残そうと 命をかけて
二匹は繋がる…
詩人〜今人…
昔から不思議だった
アッ 蝶々だ なんて思いながら
流してた
でも 今の私は 見るとこが
変わってしまった 自然に触れ合う事が
嬉しくなっていた
忘れていた 子供の頃のような
自分に気づくようになっている…
本来の姿に戻って…
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