2017.06.01 02:33笑っていた…あの日の海は夏の焼けた石が転がる 昔の浜辺いつものように可愛い年下の友と海辺で遊んでたそこに 浜辺に来た 同級静かだった海に 二人の友達が ニタニタしながら 近寄って来る近寄る 無邪気な二人私を深みに追い詰め頭を押さえたそして…僕を 水に沈めた…パニックになり塩水が開けた目に入り込むかすかに見える無数の手 光る鈍い青空暴れて 口から塩水が泡と入れ替わりガボガボと入り死ぬ…抵抗が弱々しく体中の筋肉の緊張が解けたその時 真っ赤になった目が空を仰いだ笑う事しかしない二人が 恐ろしく命を亡くす瞬間僕は大量の塩水を飲み喋ることさえ 出来ない 去って行く 二人の後ろ姿は 明らかに笑ってた何事もないよ...
2017.04.19 02:29空と海…潮風を受けながら横にいる 君の横顔を見る海は青く 上に見えるは雲ひとつなく 壮大な蒼い空太平洋と同じようにどこまでも 広く どこまでも…君を想いながら 果てを見る 水平線と空が 繋がる遥か先まで…どこまでも 君といこうお互い 手を繋ぎながら見える 空と海を見渡しながら…詩人〜今人…
2016.09.21 07:07いる時には お前が見えなくて…夢を見過ぎちまった 夕焼けのボロアパートに夕陽が差し込んだら カーテン越しに 眩しくて起きた部屋には お前が出て言ったままのまんま全然 変わっていない”いる時には お前の姿が見えなくていない時には お前の姿を探す”台所の食器を真面目に洗ってたらテレビからニュースが流れたろくでもねぇ奴が また つかまったって話いつものくだらねぇ ニュースいる時には 話は聴かなくてさいない時には 聞いてないふりして 話を聴いてた 今は お前が 恋しくてさ 涙なんかも浮かべたりして情けないったらありゃしねぇ いる時には お前の姿が見えなくていない時にはお前の姿を探すいないお前は もう 戻る...
2016.09.16 12:47海の姿は変わらず…何世紀も変わらず 海の姿はかわらずいるんだ母に抱かれているような 海の記憶を聴いたことがあるかい私は 漁師の息子… だから 聴いた事がある陸が周りに 見えない 沖の黒潮にある母なる胎内に 潜った事がある…光の帯がオーロラの様に 黒潮の流れに 溶け込むように きらめき映るクラゲたちが浮遊する…幻想的な世界に困惑は覚えなかった耳に聞こえるのは 海の記憶の音が脳の中に 語りかけてくる 解読不可能な海の誕生からの 生きてきた記憶の音底の見えない 世界は異世界だった 人はその母なる海に挑戦する 人の限界を試すために 海に人類を知らしめる為にしかし 夜の闇夜の海に恐れてはダメだ 海は二つの顔を持つ無闇に命をさらって...
2016.09.04 07:39台風と実家の雨漏り…この晴れちゅう 空が 明日には 酷い台風に なるゆうて いいゆうけんど 考えれん今年になって 台風が 初めてくるがやけんど嵐の前の静けさゆうて 諺もあるくらいやきほんま 自然ち分からん今は 青空が見えちゅうし ちょっと風があるかよって言うくらいやきひょっとして また 逸れて 行くがやないがかえって 思うちゅう小さい頃は 台風が来るってゆうたえ学校休めるって喜んじょったけんど今は そんな歳やないき 実家のお父ちゃん お母ちゃんの家の雨漏りが気になっちゅう ちょっとでも 台風が逸れていきます様にゆうて お祈りばあしよる 詩人〜今人…
2016.09.02 14:38夜になると…夜になると 月が 海の上を 浮かびながら光を 優しく 放っているさざ波が 月の光に照らされてキラキラ光っている ボラは月夜に 照らされて 空を飛んでいる何匹も 何匹も 宙をロケットみたいに飛ぶ星の沢山の煌めきが 空から落ちてきそうだから スプーンを持って 星をすくい取る事が出来そうなくらい 空には数え切れないほどの星達が キラキラと その存在感を表している夜空の不思議に 口を開けたまま浜辺で 佇んでいると 海岸が光を放ち海蛍が 浜辺を 素敵に 彩り始めた闇夜に光り輝く さざ波の奇跡が 今まさに 始まろうとしていた… 詩人〜今人…
2016.08.22 14:42闇夜にまぎれて…月の出ない 窶れた闇夜に その悪意のある姿を 闇の中に 溶け込ませ消え失せ 消えていく 存在がいる…見えない 黒い影は 誰もいない 夜の街を 徘徊する…暗闇の蝙蝠のように その黒々とした翼を 音もなしに羽ばたかせ 人の魂を 探しながら 飛んでいる夜には 決して 死にたいなどと呟かない事だ…魂を引き抜く為に そいつは 近くの闇に 音もなしに 潜んでいるその 類い稀な耳で 声を拾い夜空を羽ばたいているのだ…そして 闇で 聞き耳を立てて ソーッと近づいてくるヤツは そこまで来ているのだ… &...
2016.08.05 08:45心がほころぶ…詩を呟くと 心がほころぶ…まるで 子供心に なったよな…小さい自分が そこにいる…童心帰った 夕空に…娘に重ねて…想い出す…妹連れてた あの頃の…カラスが …鳴いてた 夏の夕空…頭の中に…昭和の時代の 懐かしき…田んぼと夕焼け空の絵を描いた… 詩人〜今人…
2016.07.31 06:29心の中…空は こんなにも青い空なのに…心は 少し鉛色…海は あんなに広いのに…心は狭い箱のよう…山はあんなに大きいのに…心は砂場の山のよう…川はあんなに流れが早いのに…心は淀んだ淵のよう… 詩人〜今人…
2016.07.29 02:04自然の理…閉鎖された 建物から見える 空は…気持ちを落ち着かせてくれる…流れ行く時間とともに…雲は左から右に流れ…はぐれて流れたり…くっついたり…消えていったり…様々な姿をする…流れ行く 雲には 時間などなく…あるのは 悠久の変わらぬ空だけ…目まぐるしく 変わっていく 世の中で時には 晴れたり 曇ったり 雨が降ったり…時には雷雨が来たり…人の心の様に…移り変わっていく…何を見ても…人との理が…絶えず 自然と密接する…自然のリズムに合わせて…ゆっくりと…進むといいと…今見ている…空が 私には そう言っている様に見える…あなたも もし 迷う時があれば…自然に身をまかせるといい…身近な空や海や山や川や風や雨にまで至るまで伝わる物すべての 答えにも似た…自然の想いが伝わ...
2016.07.21 08:26この世に生まれて…詩を愛する者になりたい…果てしなく 言葉に 心動かされ…日本人に生まれた 日本語を用いて…時に その感情を豊かにし…見る者の心に 優しく触れ…涙が心を流れる時には…優しく…突き動かされるように…言葉をつぶやきたい時には…激しく…言葉の想うままに…心で書き…そして…表現をしたい…いち、無名の者ですが…広い海のように深く…深く…知って…見て頂けたら 幸いです… ”私は この世に生まれて 来て幸せです” 詩人〜今人…