2017.05.27 01:44冷たい手すり…冷い 手すり 凝視する眼…燕の羽根の 散々たる残骸意識朦朧旅の疲れの中 脳裏に鳶 よぎる階段の明かり 全てを物語る あの日 鳶 低空を飛ぶベランダ 横切った胸騒ぎ 現実引き戻す毛は抜かれ命の尊さ 心を刺す…扉の上の巣親二羽が不思議そう私らを見る…姿海外の日本人の死扉の上の二羽の燕安心する 心の切なさ疲れを 悲しみに 変えた瞬間 刻は 漆黒の時間に取って代わる他の命が奪われた人とは身勝手自己嫌悪な夜の自分と 闇の中の私 許しておくれよ…許しておくれ…詩人〜今人…
2017.05.20 06:10お空が蒼いのは… お空が青く見えるのは…私の心が 青いから緑が 風に揺られるのは…私の心が 木の葉だから海が 平和に見えるのは…私の心が 凪いでいるから子供の表情が笑顔なら…家族皆んなが 幸せだから命を 愛おしく思えないのは… あなたの心が 辛いから青空見て 辛いならあなたが笑顔を忘れ物…取りに戻りに帰りましょ忘れた 笑顔と青空と… 詩人〜今人…
2017.05.15 05:05一瞬で…一瞬で 命は消える見えない時の中で…いく道で普段会わない人と話して 父を迎えにその差10分いく道で それは起きた車が軽く混んでいる少し待って 裏道へ見えたのは正面衝突した軽二台お互いに前面は潰れて形はなかった抗えない 運命ひょとしたら私達だった あの空白の時間恐怖が私を襲った背筋がゾッとした可愛い息子と娘が頭に浮かんだ涙が出てきた…一瞬で全ては消える心も 記憶も全てが…無になる…見えない世界の住人になっていた…その場に縛られる見えない姿で…詩人〜今人…
2017.04.25 06:18燕と妻…春の燕の飛来する日からここぞと決めた 二羽の燕の夫婦泥団子や藁など 積み上げる事に一生懸命ごめんねと言いながら土を払い続けていたけど二羽の献身的な 愛の巣作りの姿に妻が負け 作る場所を 確保してあげたこれで 子育てが出来るよ!卵落とさないようにしっかり 夫婦で育ててね 去年の子供達が 帰ってきたら自然の営みが 微笑ましく子燕の鳴く 声が早く聴きたい…きっと 賑やかになるに違いない詩人〜今人…
2016.09.27 01:40なれと言われたら…あなたが 空になれと言われたら広い心で あなたの心に 広がりましょうあなたが 空飛ぶ 鳥になってとゆうのならあなたの 心の宿り木に とまりましょうあなたが 降り積もる 雪になってとゆうのなら深々と降り積もる 切ない雪になりましょうあなたが 私を支えてと ゆうのならそっと 心を 支えて 包み込みましょうあなたが 一緒に死んでとゆうのならあなたを引き止め 涙溢れるまで手を握りましょう あなたに…私の気持ちが伝わるまで 涙を流しましょう 詩人〜今人…
2016.09.26 03:03書きませう…私の素朴な詩が 人の心の重い扉を開くなら私は 進んで 書きませうあなたの 心を 私の詩が 癒すなら 私は 進んで 書きませう蜜蜂が 花から花に ヒラリヒラリと 舞う様にあなたの心の花弁に ふわりフワフワと止まり させてくれたらば 私はきっと生きている意味を見出せるでしょうあなたが ホロリと涙水を流すならその下に両手で優しく 受け止めませう泣くも人 笑うも人 色んな人が居るけれどどんな人でも 受け止めてあげれるそんな 詩人の想いを 持ちたいな 詩人〜今人…
2016.09.26 01:34私が私じゃなくなった日…私が私じゃなくなった日喋ることすら出来なくて 伝えれなくて私が私じゃなくなった日娘に声すらかけてあげれなくて 寂しい思いをさせた私が私じゃなくなった日自然から出る 笑顔が作れなくなった私が私じゃなくなった日人という 人が怖くなった私が私じゃなくなった日見えない世界が 見え出した見えない世界が 見え出した 詩人〜今人…
2016.09.24 10:21歯を食いしばって…歯を食いしばって 涙を出さずにいても仕方なしに ボロボロ ボロボロ 涙が下に下に 滴り落ちて 大粒の雨になる昨日まで 開いていた 視力を失うが如く知らず知らずに 体を蝕んでいってた精神が 宙に浮かび 捉えようのない 次元に飛んで行ってしまったように人は 突然 その生きる力を失う無気力までの 使えない電信柱のようにコンクリートの柱は 用もなく立ち尽くすわかってくれる誰かが欲しいけどわかってもらえないもどかしさが胸の焦燥感を煽り 不安感が押し寄せるただ 居てくれるだけでいいただ 居て欲しい頑張りが続くように そばにいて欲しい ...
2016.09.21 03:10幾千の屍の山…幾千の屍の山を這いながら 蛆虫は手を這い上がり 靴から上がってくる 奴らを振り払いながら 狂気にも満ちた 無情の死の世界 屍の世界は 今までの戦争で亡くなった人の悲しい世界…人種は混ざり 混ざらないのは悲しい涙と血だけ…亡くなって行った者の弔いを祈りながら山の先の出口に向かう 死者は何も語らず何も 動かず…ただ 転がるだけ口が開き 喋るかと思いきや 出て来たのは内部から来たゴキブリの群れそんな中 生きることを選び 進んで来たここは 地獄ではなく 現実と地獄の狭間の世界 生きるものなんて いやしない無情が支配する 悲しみの世界 ...
2016.09.18 21:45現実と眠り…現実と眠りの 間の時 体が震える…私の病は 病気より 薬なのかもしれない体の全てが 拒否反応を示す 瞬間包帯に巻かれた ミイラの全身が動く 痛くもない 無感覚の症状が 突然起きる全神経に 電気が走り勝手に震えるこんなんじゃなかった…こんなになるはずじゃなかった…フランケンシュタインじゃないゾンビでもないロボットでもない 生身の体で 脈々と 血が息づいている脳のてっぺんから 爪先まで…生の血が通ってるんだ…その証拠に涙まで溢れてくる…止まりを知らないまま あの日のお前が 語りかけてくる 大丈夫だと… 詩人〜今人…
2016.09.18 10:49鉄の欠片…炉にいれた 鉄の欠片が 熱をおび溶けていく…ズブズブと溶岩のやうにすべて あの炉の中に いっそ入れればいい 溶けて行く様を見守りながら…この結婚指輪も一緒にいれてしまおう…全て熱き炉の中に迷いなく 迷いなく 溶ける様を見るために 詩人〜今人…
2016.09.18 09:55いつもの帰り道…寂しく帰る いつもの帰り道 道で縄跳びする子が スローモーションになる茜空が まともに 見える夕方の 西の山の上頭の上を渡り鳥が 新しい土地を求めて やって来る歩く道が 涙でにじんで見えなくなる寂しさが込み上げてくる縄跳びの子供達の笑い声が 哀しく響くアパートの前に来たら 家族の顔が涙目に浮かんで 立ち止まったもう 涙は 止まらなかった… 詩人〜今人…