2016.10.02 09:54闇夜に咲く花…夜が幕を下ろし 花たちの色は 暗闇に消えるある花は 蕾に戻り ある花は咲いたまま 夜を過ごし日中に太陽を浴びて咲いた花達の中にはいない 一際異彩を放つ花があるその花は暗黒の世界に咲く 白い花 夜の闇に咲かせる ”月下美人” 彼女は夜に咲く不思議な花闇が潜む世界に咲く 暗黒の花この国のどこかで 今も彼女は闇を 彩る花になる 詩人〜今人…
2016.09.04 03:30秋桜が咲き乱れる…秋桜が 咲き乱れる 一つの花になりたい数多い花の中で たった1匹の蜜蜂に出逢い ともに揺れながら 秋の風を感じ咲いている事に 誇りを持ちたいそして 誰かの 心を癒しながら 花になって良かったと 心から想いながらあの秋桜畑の ピンク色した 花びらになって散りゆく その時まで 太陽の光に恋をして咲いていたい そして 種になり その次の年にも 同じ場所に 咲けるのなら 私は 咲き乱れるうちの 一つの花になりたい 詩人〜今人…
2016.08.31 13:17太陽と月の摩訶不思議…西に傾いて 真っ赤になって 沈んだ 太陽 カラスと一緒に 静かに 山の中に 消えて行く…山もカラスも 丸焼けにならずに 太陽だけが消えていったきっと 地球が出来て ずっと この調子不思議な太陽…どこいった…夜には 月が 東の海から 上がってくる水にも濡れてない 雫も垂れてない冷たそうな 乾いた月が ゆっくり形を変えながら上がってくる 夜なのに 街灯みたいに 街全体を 優しく 照らす太陽みたいに 明るくないけど夜には とっても お似合いの月太陽と月とが お見合いする日があるのも…不思議な 不思議な 摩訶不思議… ...
2016.08.30 03:13私を食べる…放牧している 牛が 私を食べるムシャムシャムシャと 大きな口で毟り取って 食べられる私は 野に生える ただの草 ありきたりな ただの草たまに 小さな花もポッと 咲かせる 太陽 沢山浴びて 育っても 今日も 牛に食べられるそんな 私は 野に生える ただの草 詩人〜今人…
2016.08.10 01:05暑さの中…このうだるような暑さの中…道行く 花達は 水が欲しいと… うなだれ泣いている…その命の水を 与えられるまで…待たなければならない…残酷なまでに その姿は 萎れ…まるで…寝たきりの動けない 老人のように…この暑さの中…人の助けを待っている…人の助けがないと いけない世界が…そこにある…誰かを求め…誰かに感謝し…涙を流し… コップ一杯の水に歓喜して…命ある事に感謝する…死にたいなんて 嘆いてみては…喉の渇きには耐えられない…空腹には耐えられない…それは 生きているから…命は 必死に生きようとしている…誰かの為に…自分の為に…心と命は 違うもの…生きようとする…命の想いは…強く…力強い… &nbs...
2016.08.08 07:45お外に飛び出そう…裸足で お外に飛び出そう…お外は 熱くて アッチッチ…子供と一緒に 飛び出そう…浜辺で 裸足で海まで 競争…石が熱くて フライパンの上にいるみたい…子供と足あげながら 飛び込もう…海が 足を冷やしてくれた…笑う顔が同じだ…血が繋がらなくても 同じだ… 詩人〜今人…
2016.08.07 06:05この広い空の…私は この広い空の… 一つのピースになりたい…手と足を広げ…心と体の全てを…大空の一部にしたい…そして…私が この小さな命を 全うしたら…あの吸い込まれる様な…空の中で…生きて行きたい… そして…誰からも…心から愛されたい… 詩人〜今人…
2016.07.29 02:04自然の理…閉鎖された 建物から見える 空は…気持ちを落ち着かせてくれる…流れ行く時間とともに…雲は左から右に流れ…はぐれて流れたり…くっついたり…消えていったり…様々な姿をする…流れ行く 雲には 時間などなく…あるのは 悠久の変わらぬ空だけ…目まぐるしく 変わっていく 世の中で時には 晴れたり 曇ったり 雨が降ったり…時には雷雨が来たり…人の心の様に…移り変わっていく…何を見ても…人との理が…絶えず 自然と密接する…自然のリズムに合わせて…ゆっくりと…進むといいと…今見ている…空が 私には そう言っている様に見える…あなたも もし 迷う時があれば…自然に身をまかせるといい…身近な空や海や山や川や風や雨にまで至るまで伝わる物すべての 答えにも似た…自然の想いが伝わ...
2016.07.27 15:52夜旅をする旅人…月がある晩に…夜旅をする旅人にいいました…あなたは 何故 夜旅をするの…旅人は 悲しそうな顔をしていいました…夜なら 誰にも 会わないからだよと…涙を流しても 誰にもわからないと…月は 旅人にこう言いました…ならば 太陽にこう言いましょう…あなたが 笑顔になるように…いつも にこやかにしていろと…旅人はそんな 不可能なことは無理だよと月に言いました…私は 太陽と仲がいいから 出来ますよと言い返しました…そして…次の日の朝…目が覚めた時には 太陽は…もう 上がっていました…そして…太陽を見ると あまりに眩しくて…笑っているのか…笑ってないのか…わからなかったそうです…旅人は それを見て 大笑いしたそうです…それからは 夜の月に感謝をして今では…月の光を浴...
2016.07.27 03:10ありがとう…暑い陽射しの中…農家の人達が…少し早い 稲刈りをしている…ここまで来るのには長い…長い… 月日が経ち…春の掘り起こされた 田んぼに…清らかな 生きた 山水を流し…広い田んぼに水を張り…オタマジャクシやカエル…蛇からドジョウまで、小さいものはミジンコまで、生命達が生まれ…そして…その生き物達の住む命育む 田んぼに 小さいお米の苗を…植え付け…時には 風に揺られ…時には…激しい雨を浴び…嵐を経験し…辛い 日照りすら 経験して…やっとの事で…命の結晶を沢山つけた稲は 今…こうして…炎天下の中 人々に 苦労をして刈り取られ…田んぼで 干され…そして…店に並んだり…農家で分けて貰ったりして…私達の口にやっと入る…普段 簡単に食べている…お米の一粒は…...
2016.07.20 05:06向日葵と笑顔…道から少し外れた 真夏の畑に…大きな 向日葵が咲いている…私を 見て…見て…と言わないばかりに…その明るく 黄色い花弁を沢山つけて太陽に向かって ぐんぐん伸びて…道行く人に 元気を分けてくれる…真夏に 笑顔を振りまく向日葵の花よ…あなたのお陰で 生きていける…あなたのお陰で 笑うことが出来た…これからの真夏の暑さは…笑顔で過ごせそう… 詩人〜今人…
2016.07.18 22:50あの頃の私…蝉の鳴く声に 昔を想い出し…あの頃も この蝉達がよく鳴いていた暑い日の 空の綺麗だった 夏の日…私は よく釣りに出かけていた…汗ばむ様な 茹だる暑さの中…1匹の魚と出逢うため キャストを繰り返した…そして 人生が楽しかった…生きる事に 生き甲斐すらあった…あの頃…小さき魚に 感謝をして 大きな魚に歓喜した…また…あの頃の様に 1匹の魚に人生をかける日がくるのだろうか…それが…もし こなくても あの頃みた…山々の間から出て落ちる…朝日や夕日がまた見たい…私の中のかけがえのない…仲間達との懐かしい想い出は…もう なくなってしまったけど…色褪せてない 想い出は…心を癒してくれる…あの夏の日の様に… &nb...