2017.05.27 10:41怒られたい…たまには 怒られたい そう 息子が呟く大人になって 見せた子供の心素直な 気持ちは笑顔を作り目尻が下がる困惑する 私一瞬 時が止まるもう 今では怒ることがないいつのまに 怒られない 子供になったのか叱って 泣いてた鼻水垂れてた我が息子父として人間として 息子を 大人扱いしていた大地に植えた 小さな木が空を見上げいつまでも流れる雲を見上げていた…詩人〜今人…
2017.04.22 09:18息子を見る度に…息子が 毎週見る度に大人になっていく姿が不思議なくらい 逞しく生き生きとしている街に溶け込み その成長が垣間見え まるで 成長の速い 筍のように早い 成長を見せているはじめて 父になった五年生のある日正座して親子の契りを交わしたそして 言って聞かせた親になるという 思いの丈を…挫折しながら 働いたボロボロになるまで働いた 人が怖くなるまで働いた…でも 今は 息子の成長に私も負けてはならぬと絵に向かう 私がいる桜散り行き 新緑の葉が緑の葉をめいいっぱい 広げながら 想いは 幸せを願う緑豊かな 幸せを感じ始めている次は 私が 花を咲かす番…見るからに 派手になくて良い優しく見える野の花のように &nb...
2016.10.02 12:53轟々と燃え盛る…轟々と燃え盛る 焚き火に あたりすぎた体の水分が蒸発し 喉が渇き 水を欲しがり買ってきてあった クーラーの中の冷えすぎたビールを体に流し込む 炭酸が喉元を掻き毟るように 通り抜けていく飲み干した目線の先に あの女性のラインを見つめ また残りのビールを飲み干しながら男の中の血が騒ぎ どうしようもない理性がビールの缶を握りつぶし 手に力が入るのを抑えながら 焚き火に木をくべた 男なんて 勇気がない 見た目以上にひ弱で 弱い生き物 人を好きになったもん負けその時点で 恋の行方は決まってしまう 詩人〜今人…
2016.10.02 11:58愛を失った…私は 愛を失った 漂うだけの海カモメ餌をたらふく食い 満腹になって 漂う 水の中も 煌めく鰯の鱗の光だけが 虚しく光り波が揺れながら 太陽の光が 水面と揺れ静かさだけが 海にはあった朝にも 昼にも 夜にも 同じ時は流れずあの海の水面の煌めきだけが 反射するキラキラ光り キラキラゆれて曇れば鈍い黒色になって 海は漂う何も語らず 何も語らずに揺れるだけ想い出も 今は 漂うだけだった 詩人〜今人…
2016.09.27 01:40なれと言われたら…あなたが 空になれと言われたら広い心で あなたの心に 広がりましょうあなたが 空飛ぶ 鳥になってとゆうのならあなたの 心の宿り木に とまりましょうあなたが 降り積もる 雪になってとゆうのなら深々と降り積もる 切ない雪になりましょうあなたが 私を支えてと ゆうのならそっと 心を 支えて 包み込みましょうあなたが 一緒に死んでとゆうのならあなたを引き止め 涙溢れるまで手を握りましょう あなたに…私の気持ちが伝わるまで 涙を流しましょう 詩人〜今人…
2016.09.24 08:43景色は移り変わるだけ…走っても 走っても 景色は移り変わるだけ何も変わらない 何も始まらない人から見たら ランニングマシーンを走ってるようにしか見えず それに気づくまでには 時間がかかった走った分 歩いた分が 同じだったそんな 生き方しか出来なかった何をがむしゃらに 何を目指していたのか気づいた時には 手にシワが出来ていた手に 握るものが 大事なものだと気づいた時には 時はあまりにも 過ぎ去っていた 詩人〜今人…
2016.09.21 07:07いる時には お前が見えなくて…夢を見過ぎちまった 夕焼けのボロアパートに夕陽が差し込んだら カーテン越しに 眩しくて起きた部屋には お前が出て言ったままのまんま全然 変わっていない”いる時には お前の姿が見えなくていない時には お前の姿を探す”台所の食器を真面目に洗ってたらテレビからニュースが流れたろくでもねぇ奴が また つかまったって話いつものくだらねぇ ニュースいる時には 話は聴かなくてさいない時には 聞いてないふりして 話を聴いてた 今は お前が 恋しくてさ 涙なんかも浮かべたりして情けないったらありゃしねぇ いる時には お前の姿が見えなくていない時にはお前の姿を探すいないお前は もう 戻る...
2016.09.19 11:21読む人 読まない人も…私が 詩を書いても 読まない人も居るけれど私の 詩を読んで いつかは偲んで貰いたい秋の夜の 夜に合う うまい詩は書けないけどあなたの 心に合う 優しさが伝わればいい私は いつ世も こうして 生きてきたのかも知れないが 一人心に届けばいい それで満足しなきゃと小さな 想いが 両手のお椀で飛び跳ねてるこの子達の為にも 頑張ります… 詩人〜今人…私は変わらず このままで 生きて生きたい私は弱いですが 一人でも多くの方に届けばいいと 思っていますいつも 本当にございますありがとう
2016.09.19 09:00安心な闇の檻の中…人を傷つけたら 我が身に返ってくる 人は知らず知らずに 人に恨まれている特別な 優しさが人を傷つけることもある冷静さは 何処かに 持たないと我を失う人の中には鬼とゆう 闇が住んでいる 夜になればなるほど 闇が怖くなくなる夜の 静けさは 安心とゆう 闇を植え付ける次第に 闇に取り込まれていき やがて暗い中でないと 自分を癒せなくなってくるカーテンは閉められ 闇の檻の飼い犬になる自我は崩壊し 再生を繰り返す毎日を夢む 詩人〜今人…
2016.09.17 10:09あの夜を忘れない…あの夜は忘れない私は あなたと一線を超えてしまったもう 後戻りはできない 危険な香りを嗅いでしまったから 私は 恋を間違ってしまったかもしれない恋と愛は 違いすぎたあなたの 肌がモノクロにはならない…あなたの 肌がモノクロにはならない… 詩人〜今人…
2016.09.16 04:34闇夜の雪…棺桶が軋みを立てて こちらに来いと 言っている…右足に 冷ややかな感触を 感じながら片足を入れ ミシッと音が木霊するミシッミシッと両足を入れ 棺桶に誘われた通りに 体を横たえる棺の蓋は 勝手に閉まって行く 光を遮りながら 暗い暗い闇世の中に入った外から 木槌の音がする コンッ コンッ何回も何回も 代わりばんこに 打ち付けられる さあ…後は 火の炉の中へと入るだけ…焼ける音がする 次第に煙が充満する煙を皮膚が吸い込み 体が…皮膚が焼けて行くただ 何も言わずに 焼かれるのだただ 何も言わずに 灰になるのだ 人の心は どこを彷徨うのか 私を想っ...
2016.09.13 12:28心した日に…涼やかな虫の音鳴く夜に ふと 父のやせ細った か細い体が 目に浮かび居た堪れなくなっていた気持ちがどこかで 決意を始めている来るべき日に私は 父に 一体なんて声をかけるだろうあの 痣だらけの破れてもおかしくない 皮膚が私の脳裏をかすめる知り合いの お年のいった方を介護した時に重い体重の方だったから 少し抱えるのに力がいった 目の前で 手の皮膚が 薄くなっているのを 知らずに力を入れて裂けてしまった…あの光景が脳裏に焼きついていた父もあのような体になっていた…でも 温泉で 父の背中を洗い 流しながら心の砂を水に流すことができた手を引っ張りながら 私の心が 親にしてきた 辛い気...