小米花が 咲き乱れていた
柳のように 飛び出た 先に向かって
白い花を沢山つける花は 本当の名は雪柳
高い山の道筋に あまりに雪が
積もったように 咲いているのを見て
儚く 美しい…と 心がそう言った
気持ちが 悲しいと呟きながら
見るその 雪柳は 切なく 私の心に
咲き乱れていた
白の純粋な色が 送り人を 送り出すように
道いっぱいに 咲いていた
近くによれば その花の顔を見る事も出来たが
止まる事なく 車は走り去った
人は 別れの時に見た 物を思い出す
印象が 私の心の中に 静かに 投影した
影は落とさず 白の花咲く その姿は
綺麗だった…優しい春の桜のように
華やかではないが 控えめな白さが
純粋に 心の赴くままに 優しさを
私の心に咲かせていた
詩人〜今人…
涙は溢れたまま 止まらなかった
別れは 小さい時の思い出も
思い出していた
＊私の詩は 作文なのだろうか
詩を書いている本人が 詩だといえば
詩なのだ…心のままを書いているのだから…
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