手術室まで 着替えて歩いた
中に入ってから 手術台に寝ながら 上を見る
灯りが眩しく 私はまさしく
まな板の鯉になった
左手の手首には すぐに注射を打たれた
慣れないマスクをされ 手術室には
聴きなれた歌が流れていた
私は それを聴きながら 知らないうちに
意識が無の状態になるまでに
時間はかからなかった
次に起きた時には 人の声がして
終わったことを悟った
1時間ほど意識がなかったらしい
夢など見ず 時間は止まっていたように感じた
ただ目を瞑っているような感覚に
襲われていた 貴重な体験だった
目を開けたら
もう全ての手術は終わってた
思っていた以上に 暗闇は思いのほか 暗かった
詩人〜今人…
少し痛みが出てきました…
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